G空間EXPO開催記念 
公益社団法人 日本測量協会選定
測  量  年  表     
  
(注)黒色文字は日本、青色文字は世界での出来事を表しています。
西暦(年)
出     来     事 
紀元前     4000頃計算のはじまり(エジプトに十進法)
4000頃時間計測のはじまり(ナイル河の氾濫時期予測)
2660頃エジプトでクフ王のピラミッド建設(高度な土木建設技術)
2500頃天文観測のはじまり(バビロニアの占星板)
2200頃インダス文明に基盤状目の都市計画
2000頃禹(中国)、黄河の治水を完成(土木技術の発達)
1200頃中国で殷都の建造
 700頃世界最古の粘土板の世界図(バビロニア)
 550頃ピタゴラス学派が地球球体説を提唱
 500頃ピタゴラス(ギリシア)、「ピタゴラスの定理」
 350頃アリストテレス(ギリシア)、地球球体説発表
 220頃秦の始皇帝度量衡の統一
 195頃エラトステネス(エジプト)が地球の弧長計測実施
 50頃カエサル(ジュリアス・シーザー(イタリア))が全ローマ帝国の土地測量
  20頃ローマ帝国の首都、ローマの建設
紀元       150頃プトレマイオス(通称トレミー(ギリシャ))が、世界図を作成
400頃仁徳天皇陵建設(古墳の整然とした形態は測量術の発達を思わせる)
600頃遣隋使、遣唐使によって中国から測量技術が伝わる
624唐朝、均田法施行(全国の地籍測量)
645大化改新の地籍測量(班田収授法を施行)
646日本初の地図作成令(国々の境を図に示す発令)
702大宝律令による条里制の施行
710平城京遷都
712度量衡の整備(大尺・小尺制定)
738国郡図の作成を発令
743行基が海道図を作成(行基図、日本最古の地図)
751東大寺領田図(現存する日本最古の地籍図)
794平安京遷都
875天文観測開始(占星台建設)
900年代シリアで三角関数の開発
1070頃沈括(中国)、「夢渓筆談」に羅針盤の原理
1300頃角測量定器「ヤコブの杖」による測量
1492コロンブス(イタリア)、地磁気の偏角(磁針偏差)発見
1533フリシウス(オランダ)、三角測量の原理を開発
1569メルカトル(オランダ)、メルカトル図法による世界地図作成
1589豊臣秀吉の太閤検地
1590頃チホ・ブラーヘ(デンマーク)、三角測量方式採用
1602マテオ・リッチ(イタリア)が「坤輿万国全図」編纂(世界で初めて「日本海」を表記)
1609ガリレオ・ガリレイ(イタリア)が凹凸レンズによる望遠鏡を発明
1617スネリウス(オランダ)、三角測量方式を開発
1644幕府、「正保国絵図」「正保城絵図」の作成を命令
1649幕府、「検地の制」を制定(地籍調査)
1666フランス、ルイ14世、カッシニ(イタリア)を招き子午線の弧長測量を命令
1675イギリスのチャールズ2世、グリニッジ天文台設立
1678渋川春海、江戸麻布で北極星によって緯度測定
1712関孝和の括要算法(和算の発達)
1717将軍吉宗、亨保尺制定(尺の統一)
1727福田履軒が富士山の標高測定(3847.5m)
1730シソン(イギリス)、セオドライト発明
1744江戸神田に天文台建設
1761ジョン・ハリソン(イギリス)、クロノメータを製作
1778長久保赤水が「大日本輿地路程全図」を作成
1793新しい長さの基準としてメートルを決議
1795ガウス(ドイツ)が最小二乗法を発明
1800伊能忠敬、全国測量を開始(1821年「大日本沿海実測図」完成)
1831幕府、国絵図の作製を命令(天保図絵図)
1841ベッセル(ドイツ)が楕円体を発表
1868明治維新
1869民部省に地理司戸籍地図掛を設置
1870東京・横浜間の鉄道建設のため英国人技師が測量を実施
1872日本初の三角測量の実施
1875内務省は関八州大三角測量を開始
1883一等三角測量、一等水準測量を開始
1884参謀本部に測量局を設置
1888測量局が陸地測量部となる(初代部長・小菅智淵)
1891東京三宅坂参謀本部内に日本水準原点を設置
1892東京麻布に日本緯度原点を設置
1895五万分の一地形図の作成を開始
1907柴崎芳太郎、剱岳測量
1909プルフリッヒ(ドイツ)が世界で初めて実体写真測量図化機を開発
1910二万五千分の一地形図の作成を開始
1913全国の一等三角測量が完成(明治成果)
1923日本初の空中写真測量(関東大震災直後の東京の空中写真を撮影)
1924全国五万分の一地形図がほぼ完了(陸測の五万)
1924ツアイス社(ドイツ)、垂直写真用大型図化機(ステレオプラニグラフ)発表
1945内務省の付属機関として地理調査所が発足
1949測量法公布
1951国土調査法公布(四等三角点設置開始)
1960地理調査所を国土地理院に改称
1964人工衛星観測を開始(国土地理院、水路部、東京天文台)
1972米国、アーツ1号打ち上げ(地球資源探査衛星、2号機からランドサットと改称)
1974精密測地網測量を開始
1983二万五千分の一地形図全国整備が完了
1989国土交通省が「測量の日」(6月3日)制定
1994全国電子基準点整備を開始(2002年全国整備完了)
2002測量の基準を世界標準である世界測地系を採用した改正測量法の施行
2006陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)打ち上げ
2007地理空間情報活用推進基本法の制定
2009映画「剱岳点の記」公開
2010G空間EXPO開催(パシフィコ横浜) 準天頂衛星「みちびき」初号機打ち上げ
2011東日本大震災発生(3月11日)
2015国土交通省がi-constructionの取り組みを発表
2016熊本地震発生(4月14日)
2017準天頂衛星「みちびき」2号機、3号機、4号機打ち上げ
2019近代測量150年


作成  公益社団法人 日本測量協会 

   (参考文献) ○「地図と測量の科学館」(国土地理院)  ○「測量(古代から現代まで)」(武田通治(古今書院))
             ○月刊「測量」(公益社団法人 日本測量協会)
  




トップページへ     「測量の日」のページへ