電子基準点を利用したリアルタイム測位推進協議会 PCRG Promotion Council of Real Time Positioning using GPS-based Control Stations |
■ 令和6年度 利用促進・基盤技術 合同ワーキンググループ活動報告 ●第1回会議 日 時 : 令和6年7月17日(水) 13時30分~15時00分 場 所 : 公益社団法人日本測量協会 第1研修室
《概要》
1.離島のジオイド・モデルの取り扱いについての要望書
令和6年7月10日に国土地理院より「全国の標高成果の改定」について位置情報サービス事業者を対象に説明会が開催され、説明会では令和7年4月1日に公開を予定しているジオイド・モデル「ジオイド2024 日本とその周辺」を使用し、離島における楕円体高を求める場合、「ジオイド2024から求めたジオイド高」+「標高」では楕円体高を求められず、別途、当該離島の基準面と東京湾平均海面の差(以下、「基準面補正量」という。)を新たに加えなければならない事が分かった。
2.ワーキンググループの活動計画について
(1)基盤技術WG 検証作業の詳細について ●第2回会議 日 時 : 令和6年8月20日(火) 13時30分~15時15分 場 所 : 公益社団法人日本測量協会 第2研修室
《概要》
1.要望書の提出報告 令和6年7月17日に国土地理院測地部長宛て要望書「離島のジオイド・モデルの取り扱いについて」を7月17日に提出したことを報告。
2.基盤技術WGの活動について
電子基準点を利用したリアルタイム測位推進協議会と日本大学理工学部交通システム工学科空間情報研究室との共同研究により、
RTK法を用いて、測位衛星システムの組合せによる測位精度の調査を行い、みちびき・Galileo衛星のL5及びE5を使用した場合における精度と、
既存の規程組合せとの比較検証を日本大学船橋キャンパス構内にある交通総合試験路に設置されている、検証点3点を使用し行うことが決まった。
3.利用促進WGの活動について アンケートの内容について確認が行われた。 ●第3回会議 日 時 : 令和6年9月18日(水) 13時30分~15時45分 場 所 : 公益社団法人日本測量協会 第2研修室
《概要》
1.全国標高成果の改定に関する意見交換会の報告 令和6年9月12日に国土地理院より再検討している「ジオイド・モデルと離島の基準面補正量の取扱い」について説明および意見交換会が開催され、東京湾平均海面を基準とする等ポテンシャル面を示した現試行版ジオイド・モデルとは別に、 東京湾平均海面とは異なる標高の基準面とする離島については、基準面補正量と範囲を示したファイルを準備し、 ジオイド・モデルと統合したファイル(フォーマットは同じ)を準備する。その統合ファイルにより従前どおり楕円体高より標高を求めることができるように変更する予定と報告があった。
2.基盤技術WGの活動について
11月29日及び12月6日に日本大学船橋キャンパス構内にある交通総合試験路に設置されている、検証点3点を使用し検証観測を実施することが決まった。
3.利用促進WGの活動について
アンケート最終番が決まり、11月7日に開催される利用技術講習会の聴講者にも協力を呼び掛けることが決まった。 ●実証観測 日 時 : 令和6年11月29日(金) 及び 12月6日(金) 場 所 : 日本大学船橋キャンパス構内
《概要》
1.GPS・みちびき・Galileo衛星のL5及びE5を含めたマルチGNSS実証観測 日本大学理工学部交通システム工学科空間情報研究室との共同研究により、RTK法を用いて、測位衛星システムの組合せによる測位精度の調査を行い、Galileo衛星を使用した場合における精度と、既存の規程組合せとの比較検証を行う検証観測を行った。 ●第4回会議 日 時 : 令和7年1月20日(月) 15時10分~16時00分 場 所 : 公益社団法人日本測量協会 第2研修室
《概要》
1.リアルタイム測位の課題アンケート調査結果ついて 利用促進WG佐藤座長より取り組んだ途中調査結果報告があった。
2.GPS・みちびき・Galileo衛星のL5及びE5を含めたマルチGNSS実証観測結果について
11月29日及び12月6日に日本大学船橋キャンパス構内にて実施した実証観測結果の途中報告があった。
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